4月19日(水)


この日はTCATのすぐ横のホテルを朝8時に出て、そのままリムジンバスで成田空港に直行。実はTCATでチェックインが出来たようなのだが、まさかFinnairのカウンターはそこにはないだろうと思っていたので、成田にスーツケースを送っていた我々はチェックインしないまま出発することになったのでした。(京都のKCATのようにJALしかチェックイン出来ないような貧弱なシティ・エアターミナルしか知らなかったもので(^_^;)) 出発予定時間は10:55だったが、到着は09:05くらいで、既に2時間前と言われていたのに10分遅刻のうえ、さらにスーツケースの引き取り及び若干の荷物の詰め直し作業に手間取り、結局カウンターの列に並んだのが80分前くらいでした。チェックイン時に預けた荷物は夫婦二人分で60kgをやや下回る程度で、かなりの重量オーバーでしたが、まあ普通に見逃してもらえました。問題は手荷物の方で、一つのカート(機内持ち込みできるぎりぎりのサイズ)だけで私の必要な書物をほとんど全て含んでいたので、それだけでも20kgはあろうかという重量物の上に、私が背負っていたリュックサックの中にはウルトラベース込みのThinkPad570に、プリンター、デジカメなどとにかく振動に弱い精密機器類を全て入れていたので、それらだけでも結構な重量がありました。それにプラスして、妻が持ってきた手提げのバッグに、土産物を入れた袋と、めいっぱい機内に持ち込んでしまいました。特に、搭乗する時にほとんどの荷物を私が持って入ったため、添乗員の一人からチェックを受けました。最初に「失礼ですが、お客様、おひとりですか?」と尋ねられたので、一人にしてはあまりにも荷物が多いと思われたに違いない。搭乗する時くらいは妻にある程度持ってもらうべきであった。さらに「本来ならば、チェックイン時に荷物をお預け頂くべきなのですが、今回は他の乗客も少ないことですし、チーフと相談した結果今回は大目にみよう、ということになりました。今度からは注意して下さい」というような意味のことを言われました。まあ、とりあえず行くときだけ乗り切れれば、帰国の際は必要な物は全て別送するつもりなので、ともかくやれやれというところでした。(こうやって、二人で100kg弱の荷物の持ち込みに成功。)

Finnairは今回初めて乗ったのですが、サービスは過剰ではないものの、ちょっと簡素な印象を受けました。食事は特に何か希望しない限り種類は選べないし、そういえば最初に配られるメニューのようなものもなかったですね。味は、可もなく不可もなし。機内誌キートスに書いてあったので、ラップランドで取れるベリーから作ったお酒のメッシマリアを昼食前に頂きました。もう一つ、ラッカというのもありましたが、これは今後のお楽しみにということにしておきましょう。(どちらもAlkoには普通に売っています。)出発前はほとんど寝る時間がなかったのですが、機内では比較的起きていた時間が長かったように思います。途中3時間くらい爆睡していたくらいでしょうか。フィンランドには離陸から10時間弱で到着。機内アナウンスで、ヘルシンキの気温が18度と聞き、ちょっとびっくりしました。もっと寒いと想像していたのですが。用意していた日本の真冬用の防寒着は無駄になりました(^_^;)

離陸の順番待ちで手間取ったので予定より2,30分遅れましたが、ヘルシンキ・ヴァンター空港に無事到着。16:00頃でした。入国審査のところで、「How long?」と尋ねられて、2年の予定なのに在留許可を持っていない理由を長々と説明しようとしたのですが、審査官が聞くのを面倒くさがったのか、さっさと行け、と指示されて無事に入国。預けていたスーツケースが出てくるのを待って外に出ると、「Professor Sugawa」と書いた紙を持ったVuorinenさんの弟子の人が待っていてくれました。彼はヴィッレ・ヘイッカラさんといい、ドクターコースの学生さんとのことでした。彼が空港でタクシーを拾ってくれて、住まいになるViikkiのアパートに向かいました。タクシーで15分くらい、料金にして200FIMくらいでした。着いてから鍵をもらって、部屋に通されましたが、非常に清潔感のあるわりと広い部屋で、特に寝室に机が二つ置いてあるのが気に入りました。当座のお金としてアカデミーから託された1000FIMを受け取りました。その後すぐにヘルシンキ大学に行くことになっていたので、荷物を置いて少し準備した上で大学に向かいました。そこからは、いかにして大学に通うかを教えてもらう意味で、バスと地下鉄(メトロ)を使って大学に向かいました。最初は79系統のバスで近くのシーリティエ(Siilitie)という駅に行き、そこからメトロで南下して、カイサニエミ(Kaisaniemi)まで行けば、その駅の出口の一つのすぐ横の建物が数学教室のはいっているビルになっていました。ということで、大学まではバスに乗ってからは25分程度しかかかりません。意外と便利でした。

数学教室ではVuorinen先生が我々を待ってくれていました。部屋に通されて、とりあえず形式的な手続きの確認や、とりあえず生活していくのに必要な事項(例えば、スーパーマーケットの位置など)や、イースターについてなど色々教えてもらって、教室や部屋の鍵を渡してもらいました。部屋は二人部屋が頂けました。最後に「これから買い物につきあう必要はあるか?」と尋ねて下さったのですが、申し訳ないのでお断りして、我々夫婦でその後買い物に出かけました。とりあえずお腹がすいた、ということで近くのおしゃれなカフェテリアに入って軽い食事をしてから動き出しました。アカデミア書店が開いていたので、とりあえずそこで物色。フィンランド語←→英語の小さめの辞書を買いました。

次の日からは(少なくとも大学は)イースターの休みに入るので、とりあえずその日のうちに数日分の買い物を済ませておかないといけないということで、まずはストックマンデパートに入って食料品などを買い込み、次いでヘルシンキの鉄道駅の下にあるAlepaというスーパーと、Sokosの下のSマーケットでさらに買い足しました。そういえば、Alepaでビールなどを買おうとしたのですが、9時を過ぎているのでビールは買えない、と注意を受けました。9時以後はアルコール類を売ってはいけない法律があるようです。

買い物のあと、同じルートをたどってViikkiのアパートに戻りましたが、地下鉄からバスに乗り換える時は、夜遅くだとバスの本数がかなり少なくなっていることに気がつきました。1時間に2本程度しかないので、注意が必要なようです。さらに、我々の場合は暗いのもあって、どこで降りれば良いのかあまり把握していなかったので少々不安でしたが、他に同じバス停で降りる人もいたので無事にバスを降りることができました。というわけで、いつもより6時間長い一日はこうして終わりました。