4月20日(木)


21日が聖金曜日、22日は土曜日、23日はイースターイヴ(そもそも日曜日)、24日がイースター当日ということで、しばらく休日続き。ちょうど日本のゴールデンウィークに相当するものでしょう。この日も休日の前日ということで、まあ通常の土曜日に相当するようなものででしょう。銀行も13:30に閉まるということであったが、とにかく休日前に開いているのはこの日くらいしかないということで、朝から大学にでかけて口座を開設してもらうことになっていました。

大学に着いてまず、ネットワーク管理担当のニクネンさんの部屋を訪ねて、早速コンピュータのアカウントを作ってもらいました。ネットワークのローカルルールなどの説明を一通りけてからひとまず終了。その後でヘイッカラさんの部屋を訪ねて、口座開設の手伝いをお願いに行きました。部屋は実は中国から来ているWangさんと同室で、とりあえず挨拶などしていましたが、急ぐようだったので挨拶もそこそこに銀行へと出かけました。

ヘイッカラさんに案内されて、ヘルシンキの駅前にあるLeoniaという銀行で銀行口座を開設しました。しかし、社会保障番号がないとのことで通常の口座は作れず、口座維持費は倍額程度かかる特別な口座を開いてもらいました。住民登録した暁には、申し出れば通常の口座に変更できるとのことでしたが、とにかく住民登録していなければ何かと不便なようです。とりあえず、その特別な口座の中でも最も料金の安い、webによって残高の確認を各自が行うというサービスを選びましたが、それでも月に15 FIMの口座維持費を支払わなければならないらしい。おまけに無利子。なお、これがもっと高い、月々の残高を郵便によって通知してもらうサービスにすれば、月に30 FIMを支払わなければならないとのこと。なお、キャッシュカードはすぐには発行してくれず、5日以内に発送するとのことでした。もっとも、5日以内と言っても、結局イースターの連休明けとのことなので、実質的には10日以内ということになります。それまでは、1000FIMで食いつなぐしかない。というのは嘘ですが、いずれにしてもそれまではアカデミーから振り込まれる生活費を当てに出来ないのは確かです。全く面倒な時に来てしまったものです。(日本で言えば、差詰め4月28日に到着したような状態を想像すれば大体近いでしょう。) なお、ヘイッカラさんはこの後で親元に帰るということで、バスで出かけたようでした。日本のお正月みたいなもので、この時期帰省する人も多いようです。

なお、13時頃に妻と数学教室の下で待ち合わせ、昼食を学食でとった後日用品の買い物に出かけました。Stockmanで胡椒ひきなど、重要(?)なものを買い込み、さらにSokosなどで食料品を買い足して帰宅。

なお、この日の妻の独自リサーチによると、実は我々の住むアパートには、我々以外に3家族の日本人が住んでいることが判明。(と言っても、うち1家族はご主人はベルギー人で、奥さんが日本人とのことでしたが。) 詳しいことは後述することになるでしょう。