6月20日(火)

この日の朝は8時5分のフライトに間に合うように6時頃に宿を出発できるように5時過ぎに目覚ましをセットしていたのですが、5時頃に宿の奥さんに起こされて、すぐに用意をするようにと言われました。てっきりタクシーが迎えに来ているものと思って大急ぎで用意して下に降りてみたのですが、どうもそうではなくて他のお客さんが空港に行くのでそれに便乗させてもらえる、ということのようでした。そのお客さん達はまだシャワーに入ったりしているところで、それほど急がなくてもよさそうでした。既に朝食を用意してくれていたので、とりあえず簡単に朝食を済ませて準備を整えていました。

そのお客さんというのは、わりと年輩のご夫婦で後で話を聞いてみるとオランダ人でアイスランドには何度か来ているとのことでした。ご主人はビジネスマンなのか、非常に英語が達者で、日本にも行ったことがあるというような話をされてましたね。タクシーで行くのかと思っていたら、どうもそうではなくて、AVISでレンタカーを借りてきたらしく、それに私を便乗させてくれるということでした。空港まで約30分ほど話をしながらほどなく到着。いくらか私もレンタカー代を支払おうかと申し出たのですが辞退され、結局タダで空港まで行くことができました。空港のチェックインカウンターは非常に混雑していましたが、意外とスムーズに列が進むのでそれほど時間はかかりませんでした。さきのご夫婦の方が言うには、アムステルダムではチェックインだけで2時間くらい待たされるとかいう話でした。

アイスランドの空港では一応免税店などもあるものの、あまり品数もなくせいぜいアイスランド・ウールの製品をいくつか買っただけにとどめました。ワインなどはそれほど安いわけではないのでしょうが、EU圏外となるためか、本当にTAX FREEになるようで意外と安い感じがしました。(重いので買いませんでしたが。) 機内では軽い朝食が出されましたが、ついうっかりコーヒーを頼んでしまいました。行きの便で既に経験していたのですが、アイスランドエアのコーヒーはインスタントのようです。まずくて飲むのがきついです(^_^;)

アイスランドからコペンハーゲンまでは約3時間の飛行で、デンマークとの時差は2時間。ということでコペンハーゲンに到着したのは13時頃になっていました。ただ、次のヘルシンキ行きの便が確保できなかったので、少し遅く17時20分頃の便まで待たなければなりませんでした。チケットは分けてかったので、コペンハーゲンの市内まで出ることも可能だったのですが、荷物も重いし、それほど目的意識も明確ではなかったので、空港で時間をつぶすことにしました。とりあえずカフェのようなところで、Carsberg Specialというビールを飲んでみましたが、普通の黒ビールで何となく今一つだったような。もう少しコペンハーゲンの地ビールのようなのを飲みたかったのですけどね。さらにまだ時間があったので、とりあえずこの旅行記をsilent roomでしばらく書いておりました。時間が来たので、簡単な土産として(なぜか)ベルギーのチョコレートをいくつか買って飛行機に乗り込みました。

コペンハーゲンからヘルシンキまでは、さらに約1時間半。SASの飛行機だったのですが、行きとほぼ同じ席番号だったので同じ辺りか?と思っていたのですが、さにあらず。ほとんど後ろの方でした。しかも、目の前にカーテンの仕切があって、どういうことだ?と思ったら、やはり私の席より前は全てビジネスクラスでした。エコノミーはわずか私の席以下の3列のみ。うーむ、これではSASに電話しても平日はビジネスの席しかないと言われるわけだ、と分かりました。それにしても、エコノミーの席の数ががこれだけ少ないと、何となく「貧民席」という感じがして少々情けなくなりますね(^_^;)

デンマークとフィンランドの時差はさらに1時間ということで、ヘルシンキに到着したのが20時頃。さらに、パスポートコントロールで結構待たされました。EU以外の人向けの係官は2人しかいなかったのですが、大体1列に1人くらい時間のかかる人がいて、その人の処理が終わるのにもう片方の列では20人くらい通り抜けるという状態でした。列が短い方、というよりはそういう難儀な人がいるかいないかを的確に見極める眼力が必要なようです。(アラブ系の人などにそういうケースが多いような気がします。)