7月26日(水)


この日はいつもなら大学に行くところなのですが、妻のフィンランド語講座の最終日で試験だということで、その後打ち上げがあるかもしれないからという理由で私が家でずっと息子の面倒をみることになっていました。ただ、やはり天気が悪くて散歩に出かけられず、ずっとアパートにいて過ごしていました。その間に、昨日集めてきたフランボワーズを朝からジャムにしておりました。今後のために少しレシピを書いておくと、

・材料:フランボワーズ(たぶん、その他のベリー類でも同様)1、砂糖 1/3、レモン少々
・鍋にベリーと砂糖を入れて、レモンをしぼり入れ、必要なら水を少しだけ加えて、煮立たせる。煮立ったら弱火にして30〜40分煮る。冷めたら出来上がり。

買ったジャムとは違って、とても香りの良いおいしいジャムになります。材料を集めるのは大変ですが、露店で買ってくればそれほど高くない値段で質の良いベリーが手に入りますので、それで作ればもっと簡単です。自分で作る価値はありますね。

この日もずっと論文の復旧作業に取り組んでいましたが、やはり元の路線での証明は困難だという認識は増すばかりでした。そこで、発想を転換して、主定理から得られる1点穴あきトーラスに関する主張から出発して逆にその主定理を導くことにしてみました。あまり良い方法論があるとは思えませんでしたが、どうやら指数関数をうまくかまして、トーラスの話を平面領域の話に帰着させて、Weitsmanの定理に持ち込むというアイデアでうまく切り抜けられそうな気がしました。その時点で夜になってしまったので、論文の修正作業には至りませんでしたが、とりあえず目途がたったということで一安心。ただし、この場合は論文の構成を完全に変えなければならないので、全面的な書き直しが必要になってしまうのが難点というところでしょうか。

夕方には少し雨も上がったので、息子を連れて散歩に出かけました。ケーキ用にフランボワーズとブルーベリーを追加で摘んできました。夜には妻がバターケーキを焼いてくれましたので、自作のジャムと摘んできたベリーでケーキを作ってもらいました。フィンランドで食べるケーキは今一つおいしくないので、この際自分で作った方が確実においしいケーキにありつけます。

手作りケーキ