マーケット
ヘルシンキのお店について(特に食料品店)について理解した範囲で書いておきたいと思います。食料品一般については別項を参照して下さい。
なお、フィンランドでは平日(月〜金)には普通のスーパーは20時から21時くらいまで開いていることが多いですが、土曜日は大抵18:00まででおしまいで、日曜日は休みになります。もっとも、一部の店は夏場は日曜日も営業をしているようですが。例外はヘルシンキ駅前の地下街(Asema
tunneli, 駅トンネルと呼ばれています)のスーパーは土・日も遅くまで開いています。また、ショッピングセンターのような形態でお店が集中していることが多いのですが、そういう中に必ず複数のスーパーが入っています。日本のショッピングセンターとはそういう点で随分違いますね。
百貨店
フィンランドの主要な百貨店と言えば、やはりStockmanとSokosということになるでしょう。
Stockman
フィンランドで一番高級な百貨店とされているのがストックマンデパートです。本店は数学教室からもすぐのところにあるので、私も時々利用しています。本店の構造は結構複雑で、いまだにどうなっているのか完全には理解できていません(^_^;) 地下の2
floorsが食料品売場になっていて、確かに品揃えに関しては他のスーパーなどを圧倒するものがありますし、品質も結構高いと思いますが、それでも結構しわしわの野菜や果物が売られているなど、食料品に関してはフィンランドはあまり恵まれた環境にはないことが分かります。ただ、野菜などは他のスーパーに比べてそれほど値段に違いがないようなので、普段の買い物にも便利です。(日本の百貨店だと、そう気安く普段の野菜など買えないですけどね。)
しかも、平日は21時まで開いているというのがポイント高いかも。日本の百貨店ではこうはいきません。
他に東中央(Itakeskus)にもありますが、そこの食料品売場はやはり本店よりやや質が落ちるような感じがします。
Sokos
ヘルシンキの鉄道駅のすぐ前にもあります。Sokosというとホテルチェーンでも有名ですが、そこの駅前のホテルの下が百貨店になっています。ここも結構揃う百貨店です。やはり地下に食料品店がありますが、それはS-Marketという店舗になっています。(同じ系列のスーパーだとは思いますが。) S-Marketについては一応スーパーマーケットの項に書いておきますが、ここのSokosの地下の特筆すべき点は土曜・日曜も営業していて、毎日22:00まで開いているということですね。(祭日は少し違うようですが。)
MAXI
ハカニエミにある店舗しか知りませんが、食料品売場は結構大きいですね。百貨店というにはちょっと貧弱な感じがします。どちらかと言えばスーパーに近い感じ。
スーパーマーケット(食料品)
フィンランドのテレビを見ていると、結構スーパーのCMというのが目に付きます。何をいかに安く売っているかというのが常に強調されていますね。だいたい、日によって特売品が違ったりするようで、特売品は店の入り口付近にdisplayされていることが多いです。(私は読めないので大抵見ないで入店してしまいますが。) なお、どこの店が安いかということについては、食料品のビールの項で分析してみたいと思います。
K-SuperMarket
私の印象では全般にスーパーの中で最もクォリティの高い店だと思います。その分値段もそこそこ高いようにも思いますが。少なくとも生鮮食料品は多少値段が高くても品質の良いものを買いたいですから、こういうお店で買うのがbetterだと思います。どこで買っても品質に違いがないようなものは、安いところで買えばよいと思いますが。なお、ここのチェーン店でさらに巨大化したものは特別に
CityMarketと呼ばれているようで、おそらく最も大きいのは東中央のそれだと思います。フィンランドで一番大きなスーパーではないでしょうか。
Valintatalo
これもよく見かけるスーパーです。K-Superと張り合っているのか、ショッピングセンターなどではよく、ほぼ同じ規模でK-Superと隣り合っていたりします。
Alepa
品質は今一つな感じはしますが、全般に安いのでどこで買っても質が同じであるような商品を買うのにはいいでしょう。
Sesto
あまり行かないのでスーパーの中での位置づけはよく分かりません。Herttoniemiの店は夏場は日曜日も営業しているようです。(でも、バスが運行されていないので結局行けないんですよねぇ。)
SIWA
比較的小規模の店舗をよく見かけます。大きなショッピングセンターで見るようなことはあまりないですが、他のスーパーが進出してきそうにないようなマイナーなところでよく営業しています。値段は結構安い印象がありますね。
SPA
これは世界的規模で展開しているチェーン店ですね。日本だとコンビニ化している店が多いですが、こちらではスーパーとして展開しています。これも比較的小規模の店が多いようです。私はまだこちらに来てからここで買い物はしていないので値段についてのデータはありません。
PRISMA
私はマルミにある店舗しか知りませんが、たまたま見たCMによると全部で4店舗あるようです。マルミの店は結構大規模でK-Superと張り合うくらいです。お店のロゴや色の使い方は何となくValintataloに似ているような気がします。
S-Market
実際には駅前のSokosの地下しか知らないので何とも言えませんが、少なくともそこに関してはわりと品揃えも豊富で値段もそれほど高くはないので、少なくともストックマンよりはよく利用しています。
東洋系食材店
我々にとって結構重要なのがこの手のお店だと思います。わりと目に付きにくいので、私が気が付いたいくつかのお店を紹介しておきます。
東京館
場所が比較的最近変わったのか、単にデータが古いだけなのかは知りませんが、「地球の歩き方」北欧編にある場所とは違いますのでご注意を。場所はホテル・マルスキの横を入っていって最初の交差点を少し右に曲がったところにあります。(住所:Annankatu
20)
日本のものが買いたければとりあえずここしかないでしょう。キューピーのマヨネーズとか、結構ツボをついたものが売られています(^_^;) もちろん日本で買うのに比べて高くなってしまいますが、自分で持ってくることを考えればやむを得ない値段ですね。ご主人の富田さんはフィンランドの日本人情報には詳しいので話しているだけでも楽しいです。
Thai Market
5年前に松崎さんに教えてもらったお店ですが、場所が変わっていて今は東京館のすぐ近く、ファッションデパートForumの裏側で、Sokos
Hotel Torniの前にあります。(地図で言えば、地球の歩き方に乗っている東京館の場所になりますね。) タイの食材が揃っていますが、ここのインスタントラーメンがお薦め。(もっとも、最近はエビ味のが入荷していなくて残念。それ以外だと、artificial
beef味のが近いですね。) ただ、タイカレーのペーストに関してはちょっと品揃えに難あり。ココナッツミルクパウダーも少し高くて、いつも買うChao
Thaiの60gの粉末が7 FIMだったかな。
Bangkok Center
メトロのSornainenの駅のすぐそばにあります。海に向かって続くちょっとした坂道を下がったところで、ちょうどフィンランドアカデミーの建物の向かいになります(Vilhonvuorenkatu)。ここは品揃えに関しては上のThai
Marketより充実しているように思います。Chao Thaiのココナッツミルクパウダーもここなら5
FIMであります。その他、カレーペースト系も充実しています。いつもタイ人たちがたむろしているようで、結構混んでいることが多いですね(^_^;)
中国食品店
トラムの通るHameentieという通り沿いにあり、メトロのSornainenの駅のすぐ手前の左手にあります。看板にこの文字が書いてありますのですぐに分かると思います。上のBangkok
Centerからもすぐ近くですね。ここは中国の食料品が中心ですが、日本の海苔や出前一丁のようなインスタントラーメンなども手に入ります。また、ココナッツミルクパウダーも5
FIMで売っていますし、結構色々なものが手に入ります。豆腐のようなものも売っていましたが、まだ試していません。あと、米が安いですね。なお、この店の並びに、インド・スリランカ関係の物品を扱うお店もありましたが、まだ入ってないので分かりません。
Orient
これは東中央(Itakeskus)のショッピングセンター内にあります。CityMarketからStockmanなどがある方に移動する途中に見つかると思います。Informationの脇を右(線路側)に入ったところ、と言ってもいいかな。ただ、名前の割にはあまり東洋系のものはなく、ナッツ類やお菓子類、調味料が結構たくさん売られています。私の目から見ればあまり買いたいものはないのですが、ジャスミンライスなどの各種タイ米が比較的安く売られているのがポイントです。(ジャスミンライスなら1kg
12FIM) 東中央には、他にもJing Janとかいう名前のインド系食材を主に扱っていたお店もありましたが、こないだ見たら綺麗に整理されなくなっていました(^_^;) ということで、東中央内の私が知る限り唯一の東洋系食材店ということになるでしょう。(他にタヒチの物産店という特殊な店もありましたが(^_^;))
?(中国系食品店)
名前は忘れましたが「龍」というのが付いていたように思います。ヴオリネンさんに教えてもらったお店で、場所はPohjoinenkatuとFredrikinkatuの交差点近くで、Pohjoinenkatuの北側にあります。Finn
Kinoの比較的近くですね。品揃えは今一つぱっとしませんでしたが、ドラゴンフルーツなど妙な果物が結構たくさん売っていて、店内が妙な香りでいっぱいだったのが印象に残っています。
?(Oriental Food)
場所は駅前トンネル内で、Anttilaのある辺りの近くだったと思います。ここは一般に値段がかなり高く、全くお薦めはしませんが、駅の付近で少し時間をつぶすにはまあいいかもしれません。結構怪しげなジュースなども売られていました。
市場
一般に常設の屋内市場と、テント式の屋外市場があります。屋内市場に隣接して屋外市場があることが多いような気がします。ハカニエミ、エスプラナーディ通りの端のマーケット広場などが有名です。マーケット広場から、少し南に下がったところに屋内市場がありますが、その中にNorisushiという寿司屋が存在します。(まだ食べたことはないですが。) たぶん、野菜などはこういう市場で買うのが新鮮でいいのではないかと思います。マーケット広場はだいぶ観光化されているようなので、値段が少し高めかもしれませんが。
(6月10日記)