Last Update 13 August, 2004
平成16年度前期 数式処理演習(須川担当)
評価について
本演習は,出席回数・中間および期末レポートの点数によって評価を行った.
ある計算式に基づいて,その総合点が例えば60点以上なら合格,それ以下なら不合格とした.
従って不合格者でも合格点に非常に近い者も少なくなかった.
再履修する際はもっとMathematicaが使いこなせるようになっていてもらいたい.
また,合格した者でもMathematicaが十分使えるという水準に達している者は少数であろう.
従って,今後も機会があればぜひ使い続けて頂きたい.
レポートについては,評価および場合によってはコメントも書き加えておいたので,
それらはレポート提出システムを通して参照できる.
また,解答例も同じく参照できるようにしておいた.
なお,中間レポートは5点満点,期末レポートは10点満点で評点が付けてある.
期末レポートについては,
3問以上選択している場合には点数の高い上位2問の点数を合計したものが実際の点数となっている.
評価に疑問がある者は須川まで直接尋ねられたい.
なお,レポートとして講義の感想を書いてくれた者も多かったが非常に参考になった.
当方もこのような形式での講義・演習は初めてであったので不慣れな点も多く反省すべきことは多々ある.
事実としては,「面白かった」という肯定的意見と,
「難しくてよく分からなかった」という否定的意見に見事に分かれていた.
これらはコンピュータにどの程度慣れ親しんでいるかに強く依存しているものと思われるが,
今後は企業に就職するにせよ,学校・研究機関に就職するにせよ,コンピュータの利用からは
逃れられないであろう.従って,好むと好まざるとにかかわらず,
コンピュータを使いこなすことが出来ることが,今後の人生において重要なポイントとなるのは間違いない.
時間が十分にある学生時代にコンピュータをある程度使うことが出来るようになることが望ましいが,
コンピュータに不慣れな諸君にとってこの演習がそのようなきっかけとなれば幸いである.
Mathematicaのような特定のソフトが使えるようになることがこの演習の究極的な目標ではない.
要はこのような数式処理システムをいかにして使いこなすか,
そのための一般的枠組みを中心にして説明してきた積もりである.
しかし,一般論だけ知っていたのではコンピュータが使えるようになるわけではない.
やはり具体的なソフトウェアをある程度使いこなすことによって,
コンピュータの仕組みそのものが徐々に分かってくる.
広島大学ではMathematicaのサイトライセンスを持っているので,
うまく利用してこれからも折に触れて使うようにすれば,きっと将来も何かの役に立つであろう.
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