Last Update 18 November, 2003

平成15年度後期 計算機支援数学(須川担当)



サンプルプログラム

Mathematicaを用いた簡単なプログラムの例 (Notebook style file)
2次多項式による軌道を描くアニメーション
2次多項式のJulia集合を描くプログラム
Java Appletを用いたJulia集合やMandelbrodt集合を描くプログラムのリンク
川平友規氏(京都大学)
マンデルブロ顕微鏡
上に挙げた以外にも,検索エンジンなどで調べてみると,色々な人が様々なJavaによる描画プログラムを 作成して公開していることが分かります.

レポート課題

次のうち2つ以上の課題を選択し,レポートせよ. ただし,(上級者向け)と書かれた課題については1つでも十分とする.
課題1.上のMathematicaサンプルプログラムの2番目をMandelbrodt集合の描画プログラムに改造し, 実際にMandelbrodt集合の全体像および一例としてその極細部を描画せよ.
課題2.上のMathematicaサンプルプログラムを改良して,よりカラフルにしたり, パラメータを取り替えて綺麗な,あるいは面白い形のJulia集合を見つけ,描画せよ.
課題3. 3次多項式のNewton法を与える有理式のJulia集合を描画せよ. (ヒント:多項式P(z)のNewton法を与える有理式はf(z)=z-P(z)/P'(z)で与えられる. Julia集合を描くときは,反復合成でf(z)のどの根に近づくかによって色分けすればよい.)
課題4. 2次多項式だけではなく,たとえば3次以上の多項式や,有理式のJulia集合を描いてみよ.
課題5(上級者向け). Java Appletを使って実際にパラメータをユーザーが指定してJulia集合やMandelbrodt集合を描けるような プログラムを作成し,web pageに公開せよ.その際,ソースファイルにはプログラムの構造が分かるように コメントを付けよ.

レポートの提出方法

レポートの提出方法は次の3通りの中から自由に選んでよい.(上位のものほど推奨度は高い.)
  1. 自分のレポートを掲載したweb pageを構築し,そのURLを須川宛にメールで知らせる.
  2. レポートをwordやpdfファイルなどの形でまとめ,須川宛に添付ファイルとしてメールする.
    (ファイルの形式は特に指定しない.例えば,TeXやMathematicaのnotebook style, つまりnbファイルでもよい.)
  3. レポートをプリントアウトして,数学事務室(須川宛)に提出.
提出期限は11月末日とする. この期限に何らかの理由で間に合わない者は,理由といつまでに提出予定かを11月25日までに須川まで連絡されたい. (それが受け入れられるという保証はないが,やむを得ないと判断される場合は認める.) なお,画像だけではなく,必ずそれを生成するのに用いたプログラムのソースおよびその簡単な説明も 加えること

メールの送り先は sugawa@math.sci.hiroshima-u.ac.jp とする.

junk mailに紛れないように,subject欄には「report」または「レポート」などと書いておく方がよい. なお,メールを受け取ったらその旨返信するので, もし4,5日経っても返信がないようなら,何らかの理由でメールが届いていない可能性がある. その場合は再度送信すること. (出張などで返信が遅れる場合もあるので留意されたい. 出張の予定などについては,「予定」を参照のこと.)

注意事項

言うまでもないことであるが,出来合いのプログラムに適当にパラメータを入れて画像を生成させてレポート完成! ではあまりにも寂しい. どんなに稚拙なものであっても,とにかく動くプログラムを自分で作ることが重要である. 従って,レポートには,プログラミングでどういう点を工夫したとか,どういうところが難しかったなども盛り込みつつ, 単にソースコードを提出するだけではなく,第三者が普通に読んで理解できるようなものを書いてもらいたい.

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